バーベキューで野菜をおいしく食べるための下ごしらえ
バーベキューで野菜をおいしく食べるための下ごしらえ
2017.11.20(MON)
バーベキューといえば、やはり主役ともいえる「お肉」を思い浮かべる人が多いはず。しかし、一緒に「野菜」を食べると、さらに食事が充実します。
とはいえ、太陽が照りつける屋外では「野菜が傷まないか」と心配されるかもしれません。そこで今回は、バーベキューで野菜をおいしく食べるための下ごしらえについてご紹介します。
栄養満点の野菜を取り入れて、もっとおいしく、楽しいバーベキューにしましょう!
バーベキューに野菜を持っていく際の注意点
まず、野菜と一言でいっても、何でも良いというわけではありません。バーベキューの特徴から、以下を参考に野菜を選ぶようにしましょう。そうしないと、いざ焼こうとした際に余計な手間がかかってしまいます。
・焼けばそのまま食べられる野菜を選ぶ(特別な調理を必要としない)
・根菜ばかり選ばず早く焼ける野菜も用意しておく
・サンチュなど焼かずに食べられる野菜もおすすめ
そのうえで覚えておきたいのが「野菜は時間と共に鮮度が落ちてしまう」ということ。特に、切った後は、どうしても質が落ちていきます。鮮度をできるだけ保つためには、保冷バッグなどに入れて持ち運ぶようにしましょう。また、できるだけバーベキューの直前に購入することも大切です。
バーベキューで定番の野菜をおいしく食べるための下ごしらえ
それでは、実際の下ごしらえについてご紹介します。野菜によって多少異なりますが、ここでは代表的ないくつかの野菜について取り上げていきましょう。
1.ニンジン
ニンジンは、切ることで水分が失われてしまいます。事前に水にさらしたうえで切るようにしましょう。目安は1~1.5時間程度で、皮は剥いた状態で水にさらしてください。その他、玉ねぎなども同様に下ごしらえすることで、おいしく食べることができます。ニンジンは焼くのに時間がかかりますが、つい焦がしてしまいやすい野菜です。あらかじめ電子レンジなどで熱を通しておくと、素早く、かつおいしく調理できるでしょう。
2.トウモロコシ
事前に茹でてから冷まし、食べやすい大きさにカットしましょう。ただし、葉っぱのついた状態のものなら、下ごしらえは不要。そのまま焼くことで、中のトウモロコシがほどよく蒸されておいしくなります。
3.ジャガイモ
ジャガイモには2通りの食べ方があります。まずはカットして焼く方法、そして丸ごと焼く方法です。カットする場合、ニンジンと同様に水にさらしたうえで、電子レンジなどで火を通しておきましょう。水にさらすのは、カットした後で構いません。丸ごと焼く場合には、少し電子レンジで火を通したうえでアルミホイルにくるんでおきましょう。蒸し焼きになり、ホクホクした“焼きじゃが”の完成です。
4.キャベツ
キャベツは変色しやすいため、できればバーベキュー当日に切るのが良いでしょう。難しい場合には、あらかじめ切っておいても問題ありません(丸ごとの1/8程度が適切)。その際、堅い芯を取っておく、早く食べられます。切ったキャベツは洗って水にさらし、当日の出発前に水分を拭き取りましょう。
5.ニンニク
お肉にもよく合うニンニクは、あらかじめ皮を剥いて、アルミホイルで包んでおきましょう。ただし、そのままだと臭いが外に出てしまいますので、持ち運ぶ際は、さらにジップロックなどに入れておくと安心です。バーベキューの際には、そのまま焼くのはもちろん、アルミホイル内に少しゴマ油を垂らすと味わいが増します。
なお、ニンジンのように事前に熱を通した野菜は、必ず冷ましてから持っていきましょう。濡れたキッチンペーパーなどでくるんでおくと、よりおいしい状態が保てます。
ちょっとした下ごしらえで、野菜のおいしさは全く変わる
野菜は箸休めになるほか、お肉ばかりで偏りがちな栄養面をサポートしてくれます。根菜や葉野菜、イモ類など、それぞれ味わいがあり、バーベキューで食べれば思った以上においしく感じることでしょう。
少しでもおいしさを引き立てるために、ここでご紹介した方法を参考に準備を整えて出かけてください。ちょっとした下ごしらえで、野菜のおいしさは全く変わってきます。