費用は「割り勘」に。バーベキューで気をつけたいママ友のマナー
費用は「割り勘」に。バーベキューで気をつけたいママ友のマナー
2017.05.20(SAT)
お天気のよい休日、友だち同士で開催するバーベキューが人気です。バーベキューの魅力は、外でのびのびと食事しながら過ごせる点にあります。子ども連れでもにぎやかに楽しめるため、「ママ友でバーベキュー」も増えているようですね。
そこで今回は、バーベキュー気をつけたいママ友同士のマナーについて解説します。
ママ友は、学生時代の友人とは違う。バーベキューに対する考え方も違って当然
ママ友とは、小さい子どもを持つ母親同士が、その子どもを通して知り合う友だちのことです。学生時代の友人とは違い、きっかけが子どもである分、気が合う人もいれば、そうでない人もいるかもしれません。しかし、子育てをする上で必要な人間関係ですので、適切な距離をとってうまく付き合いましょう。
なお、これまでに過ごしてきた環境が同じでない者同士が、「子ども」という共通点だけで知り合うのですから、考え方が違って当然です。ママ友同士でバーベキューをする場合も、「バーベキューをする」と聞いて思い浮かべることが、それぞれで異なる可能性もあります。まずは「自分の当たり前と相手の当たり前が違うかもしれない」としっかり認識するようにしましょう。
ママ友同士のバーベキュー、「内容のすり合わせ」と「明朗会計」は必須
そんなママ友同士で開催するバーベキューでは、事前準備を丁寧に行いましょう。具体的には「計画」「買い出し」「下ごしらえ」といった事前準備の段階で、「それぞれの当たり前」をすり合わせることを第一に考えてください。
例えば、どのぐらいの量のお肉や野菜を準備するのか、価格がいくらぐらいのお肉にするのか、魚介類も入れるのか、アルコールは用意するのか、子ども用におにぎりなどを準備するのか、デザートは?ジュースは?お菓子は?など、細かいところまで話し合いながら決めるとよいでしょう。
そうでないと後から、「量が少なくて食べるものがなかった!」「なんだかみすぼらしいバーベキューだった!」「アルコールを飲むなんて!」「子どもたちの食べるものがなかった!」「あの内容でこの会費は高い!」などの不満が噴出することになりかねません。自分の考えだけで突っ走り、さっさと準備を進めるのはNG。みんなの意見をひとつひとつ確認しながら、一緒に進めるようにしましょう。
そして、バーベキューの費用は割り勘に。友だち同士で最も多いトラブルは「お金」です。まして、ママ友同士の場合は特に、お金に関する感覚もそれぞれに違います。会計は、会計係がすべての費用をまとめた上で、きっちりと割り勘にしましょう。徴収した会費と、かかった費用の内訳は、収支を全員に報告を。参加者に「見える会計」が大切なのです。
中には善意で「立て替えたのは少額だから、精算しなくていい」というママもいるかもしれません。しかし例外を設けるのはNGです。お金のことは、決めたルール通りにしないと、いずれ曖昧になり、トラブルを招く恐れがあります。
めったにない貴重な機会を、よりよい関係を築くチャンスに
ママ友同士のお付き合いは、まさにもろ刃の剣です。子育てでひとり悩んでいるときに大きな支えになったという話をよく聞く一方で、ママ友とのお付き合いが深刻なトラブルに発展したというケースもあります。忘れてはいけないことは、互いに踏み込み過ぎないこと。親しさが増すにつれ、相手に対するマナーが軽んじられる傾向は否めません。
バーベキューという日常を離れた空間で気持ちがよくなったために、ついやり過ぎてしまった、なんてことのないように十分に注意しましょう。ただ、「一緒に準備して、一緒に楽しみ、一緒に片づける」といったような時間と空間を共有できるのが、ママ友とのバーベキューの醍醐味です。めったにない貴重な機会を、よりよい関係を築くチャンスとしてくださいね。