職場のバーベキューで女性が気をつけるべき男性へのマナー
職場のバーベキューで女性が気をつけるべき男性へのマナー
2017.03.31(FRI)
最近、バーベキューなどの社内行事を実施する会社が増えています。その目的は第一に、コミュニケーションの向上です。上下関係の“タテ”のコミュニケーションはもちろんのこと、普段はあまり接点がない部署間の“ヨコ”のコミュニケーションにも、その効果は期待されます。
先日、「職場のバーベキューで気をつけたい女性へのマナー」をご紹介しました。しかし、マナーは一方からだけでは不十分です。そこで今回は、バーベキューの場で「女性が気をつけるべき男性へのマナー」について解説します。
男性から女性、女性から男性、マナーの基本はどちらも「敬意」
以前、男性は女性に対して「敬意」を持って接するのがマナーだとお伝えしました。それは女性の側も同じ。男性に「敬意」を持って接することが大切です。マナーは双方向で初めて成立するものですから、男性が女性に対してマナーに気を使って接してくれることに鈍感でいてはいけません。
相手への「敬意」は、服装、会話、行動、仕草など、すべてに表れるもの。男性に対する「敬意」を忘れない振る舞いを心掛けましょう。
「TPOを無視した服装」や「してもらって当然の態度」はNG
まず「服装」は、バーベキューの1日の流れを想像して選びましょう。動きやすく汚れてもよい服装で、火を使うことを考えると、化繊ではなくコットンなどの自然繊維がよいでしょう。次に、靴の選び方にも気をつけてください。野外での活動に支障が出ないよう、底がフラットで歩きやすい靴にしましょう。また、天候や気温の変化にも注意が必要です。簡単な雨具や、すぐに羽織れるようなパーカー、帽子などの準備を。
TPOに合わせた服装は、その場にいるすべての人に対する最低限のマナーです。例えば、露出の大きなワンピース、ひらひらとしたスカートやハイヒールという格好はNG。「何をしに来たの?」と思われることがないかどうかを判断基準に、よく考えて服装を選びましょう。
さらに「言動」で大切なことは「率先して自分が動く」ということです。バーベキューでは、力仕事や火の管理など、男性が担当した方がよさそうな場面が多いのは仕方がありません。しかし、だからといって任せきりにするのでなく、積極的に手伝いましょう。できることを探して自分から動こうとする姿勢は、誰の目にも好印象に映ります。逆に「準備も片付けもすべて男性がやって当たり前」という態度で、自分は何もしないのは問題です。
ある調査によると、男性が嫌いな女性の行動の第1位は「おごってもらって当然という姿勢」で、全体の42%という結果が出ています。さらに「当然のように荷物を持たせる」が全体の20%で第4位とのこと。この2つを合わせると、実に全体の60%以上の男性が、どのようなことであれ「してもらって当然という女性の態度がイヤ」と思っていることが分かります。
女性は、男性に何かしてもらった場合、その都度「ありがとうございます」「助かります」と感謝の気持ちを表すようにしましょう。それがあって初めて男女お互いのマナーが成立します。
職場のバーベキュー、よい印象を与えることを考えて
職場のバーベキューのように、リラックスして話しやすい環境は、特に男性と女性の異性間コミュニケーションに大きく貢献します。元々、仕事でのお付き合いしかなかったのに、このような場で一気に親しくなり、異性として意識するようになったという話はよく耳にします。職場恋愛の末、結婚に至ったカップルが、既婚者全体の40%以上という数字を考えると、職場のレクリエーション行事はよい機会のひとつといえるでしょう。
もちろん、たとえ出会いが必要ない場合でも、職場での人間関係が仕事に及ぼす影響を考慮すれば、悪い印象を与えるよりはよい印象を与える方が賢明です。